
訪問リハビリはきついって聞いたけど本当?
そんなに大変なの?
今回はこんな疑問にお答えしていきます。
- 訪問リハビリがきつい、大変と言われる理由
- 訪問リハビリがきつい、大変と感じた時の対処法
- 訪問リハビリに向いている人
リハビリ業界の中で、給料の高い職場のひとつとして知られているのが訪問リハビリです。
また在宅シフトの国の方針ともマッチし、今後も理学療法士の需要が見込まれる分野で、人気の分野になっています。
ですが、一方で「訪問リハビリはきつい」というイメージはないでしょうか?



興味はあっても、きつかったり大変だと働いていけるか不安だよね
そこで本記事では、訪問リハビリは本当にきついのか、そしてきついと言われる理由とその対処法について解説していきます。
最後までしっかりと読んで、訪問リハビリが自分にあっているか確認してくださいね!
訪問リハビリがきつい、大変と言われる5つの理由


それぞれ解説していきます。
基本1人で対応しないといけない
訪問リハビリの仕事は基本1人で行います。
そのため急なトラブルや患者の急変にも自分ひとりで対応しないといけないので、お世辞にも楽な職場とは言えず正直きついです。
訪問リハビリのセラピストには、リハビリの知識・技術だけでなく、内科などの他分野の知識やリスク管理のスキルも求められます。



利用者さんが倒れた時とかにも咄嗟に動けるスキルが必要だよ
時間に追われる
訪問リハビリはとにかく時間との戦いという側面もあります。
- 利用者のリハビリ
- 移動
- 担当者会議
- 家族や医療機関からの相談
上記のようにただリハビリするだけじゃなく、その他にも時間を取られることが多く、「常に時間を意識」しないといけない点もきつい、大変と感じる要因です。
1日の訪問件数が多いと、それだけでわずかな時間の遅れがスケジュール全体に影響してしましうので、時間のやりくりに追われてしまいます。



焦ってる時ほど、家族に呼び止められたりってのがあるんだよね笑
移動が大変
移動の大変さも、訪問リハビリがきついと言われる要因のひとつ。
移動手段は事業所によって異なりますが、利用者宅前に停められて小回りがきくバイクが自転車が多いですが、1日の移動距離にして10~20kmになることもザラ。



自転車で20km弱の移動は大変だよね
さらに夏は暑く冬は寒い上に、雨や雪が降ればさらに過酷に…。
台風の日も状況によっては出勤を余儀なくされるので、体力勝負の一面もありきついです。
利用者の相性、自宅の環境がさまざま
当たり前ですが、訪問リハビリは利用者の自宅に伺ってリハビリを提供します。
利用者さんとの相性はもちろんですが、自宅の清潔さや臭いなど環境面も利用者さんそれぞれで違います。
綺麗な家もあれば、汚い家も…。
そのため潔癖症の人や臭いに敏感な人は、ケースによってはきついと感じるかもしれません。



僕もタバコの臭いがキツい家は苦手だな…
コミュニケーションがより求めらる
訪問リハビリでは、病院以上に多くの人とのコミュニケーションが必要になります。
- 利用者
- 利用者の家族
- ケアマネージャー
- 他サービス事業所
- 医療機関
- 事業所内スタッフ
このように多くの人とコミニュケーションが必要なため、コミュニケーションが苦手な人にとっては、きついと感じることがあるかもしれません。



連携がうまくいくように調整する能力も必要だよ
訪問リハビリがきつい、大変と感じた時の対処法


訪問リハビリは、きつい・大変と感じる場面も多いですが、その時の対処法を紹介しておきます。
それぞれ解説します。
上司、同僚に相談する
特に訪問リハビリで働き出してすぐの頃は、慣れない環境・働き方に戸惑い、さまざまな問題が出てくることも多いでしょう。
そんな時は、経験豊富な上司や同僚と意見を交換することが解決の糸口になります。
同じ職場で働いている人間として、相談や意見交換している中で、助言をもらえたり解決策が出てくることも少なくありません。



どうしても一人になりがちなので、積極的に話すのが大切
移動手段の変更を依頼する
訪問リハビリできつい原因に移動の大変さをあげる人も少なくありません。
特に自転車での移動は体力もいるのできついと感じる人は、電動アシスト自転車・原付・自家用車(社用車)が利用できないか事業所に相談してみましょう。



事業所によっては依頼すると、貸与してくれるとこもあるよ
担当変更をしてもらう
訪問リハビリもひと対ひとなので、どうしても利用者(および家族)との相性はあります。
また利用者の住環境(衛生面など)がどうしても無理ということもあるでしょう。
そういった場合は、担当を変更してもらうのも手です。何度もというわけにはいきませんが、数回変更してもらう程度なら問題ありません。



無理に我慢して続ける必要はないよ
きつい、大変なだけじゃない!訪問リハビリで働く3 つのメリット


「きつい・大変」のイメージが強いですが、訪問リハビリにはそれ以上のメリット(良いところ)もあります。
それぞれ解説していきます。
給料が高い
訪問リハビリはきつく大変な分、給料が高いのが魅力です。
実際に訪問リハビリで働くPTには、一般的なPTの1.5〜3倍近く稼いでいる人もゴロゴロいます。



かなりの高給にビックリするね
訪問リハビリが稼げる理由は、こちらの記事で解説しています。
面倒な人間関係に悩みにくい
訪問リハビリは、仕事のほとんどの時間をほぼひとりで過ごします。
そのため病院なんかでよくある煩わしい人間関係のトラブルに巻き込まれることもなく、自分のペースで働くことができます。



無駄なストレスが溜まらないよ
ライフスタイルの変化に対応しやすい
訪問リハビリは、常勤だけでなくパート・アルバイトでも給料が高く、ライフスタイルの変化に合わせて働き方を変えることが可能です。
その理由は、訪問リハビリは件数に応じた報酬制だから。
そのため結婚・出産・子育てとライフスタイルの変化が大きい女性PTにもぴったりな分野といえます。



ライフスタイルの変化に合わせやすいのは嬉しいね
訪問リハビリが向いている人、そうじゃない人


訪問リハビリに向いている人は、「人とのコミュニケーションが好きで、急変などにもある程度ひとりで対応ができる人」です。
訪問リハビリでは、利用者やその家族、またケアマネージャーや医療機関など多くの人と関わり、連携を取りながら介入していく必要があります。
そのためコミュニケーションが好きな人じゃないときつく大変と感じやすいです。
また予期せぬトラブルや患者の急変なども基本ひとりで対応しないといけないので、リスク管理能力がある人に向いています。



上司や同僚のサポートだったり、経験を積むことで慣れていくので心配しなくてもOK
訪問リハビリの求人の探し方


訪問リハビリはきつい分野ですが、その大変さは職場(事業所)によっても全然変わってきます。



優良な職場ほど、きつさ・大変さもマシだよ
そんな優良な求人を見逃さないために大事なコツは、いつでも求人情報が入ってくるようにしっかりと網を張っておくこと。
そのための方法は以下の3つ。
それぞれ解説していきます。
リアル・SNSで人との繋がりを作る
転職において「働きやすく給料の高い職場」にいける可能性が最も高いのは、知り合いからの紹介です。
HPや求人票だけでは分からない内部事情も知れますし、高い給料を提示されやすくもなります。



採用側も紹介だと安心できるから、採用率も上がるよ
また紹介でなくても、新たな求人情報を教えてもらえることもあるので、人との繋がりを作っておくと良いでしょう!
実際にTwitterなどのSNSで求人募集をかけている訪問リハビリもあります。
転職サイトを活用する
ひとりで訪問リハビリの求人をチェックしたり、人からの紹介を待っているだけでは良い求人を見つけるには限界があります。
その点、理学療法士向け転職サイトだと希望条件を伝えておけば、専属の担当者が条件に合う求人をどんどん紹介してくれるので取りこぼしがなく便利。
転職サイトは無料で使えますし、実際に転職しなくても求人情報をチェックするだけでも良いので、とりあえず登録しておいて損はないでしょう。



情報収集が目的で使う人も多いよ
訪問リハビリの求人なら「PTOT人材バンク」が間違いなです。
PTOT人材バンクの詳細は、こちらの記事で解説しています。



担当者に「インセンティブがある訪問リハを紹介してください!」みたいなお願いをするのもありだよ
個人で求人情報を定期的にチェックする
働きたい訪問リハビリがあるなら、求人が出ないか定期的にチェックしておきましょう。
またハローワーク求人も、意外な好条件の求人が出ることもあるので、忘れずチェックしておきましょう。



ちなみにハローワーク求人は、転職サイトからもチェック可能だよ
ハローワーク求人を扱う転職サイトは、先ほど紹介した「PTOT人材バンク」や「レバウェルリハビリ」が有名どころです。
まとめ:訪問リハビリはきついけど、メリットもたくさんある
本記事では、訪問リハビリがきつい・大変と言われる理由を紹介しました。
主に上記5つの理由から、訪問リハビリはきつい・大変と言われますが、それ以上に稼げたりライフスタイルの変化に合わせた働き方ができるなどメリットもたくさんあります。
訪問リハビリがきつい・大変と感じるかは人それぞれ!
興味があるなら、勇気を出して飛び込んでみるのも良いんじゃないでしょうか。



大変だけど、とてもやりがいのある分野だよ
今回は以上です。