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理学療法士は増えすぎ?飽和状態の理由とデメリットを15年目PTが解説

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理学療法士

理学療法士って増えすぎって言われるけど、実際どうなの?
飽和状態になると心配だな…

今回はこんな悩みを解決していきます。

この記事でわかること
  • 理学療法士は増えすぎているのか
  • 理学療法士が増えた理由とリスク
  • 理学療法士の需給バランス
  • 飽和時代で生き残る方法

高齢化社会で理学療法士(PT)はまだまだ需要があるんじゃない?と考える人は多いと思います。

ですが、実情はそんな甘い状況ではないです。

理学療法士は急激にそして着実に増えており、飽和状態になる未来もそうは遠くないと言われています。

理学療法士

飽和状態になるなんて、この先どうなるんだろう…

当然ですがその仕事に就く人が増えれば資格の価値は下がり、ゆくゆくは給与がカットされたり、リストラという未来も予想されます。

そのため理学療法士は国家資格だから安心と胡座あぐらをかかず、しっかりと現状を把握し対策していくことが重要になります。

リガサポ

PTも競争がはじまりそう

そこで本記事では理学療法士の現状を踏まえつつ、さらには飽和状態でも生き残るための対策を紹介していきます。

自分は大丈夫と思わず、最後までしっかりと読んで今後の参考にしてください!

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この記事の筆者

リガサポ

理学療法士は増えすぎで飽和状態は近い

養成校の増加などに伴い、特に近年は毎年1万人前後のペースで理学療法士が増えています。

PT合格者数の推移

2017年2018年2019年2020年2021年2022年2023年
受験者数13,71912,14812,60512,28311,94612,68512,948
合格者数12,3889,885年10,80910,6089,43410,09611,312人
合格率90.3%81.4%85.8%86.4%79.0%79.6%87.4%
参考:国家試験合格率 | 日本理学療法士協会

上記は2017年からの推移を示したものですが、ちょうど受験者の年代の出生数は120万人前後です。

世の中には数多くの仕事があるなかで、世代の120人に1人が理学療法士になっているのはさすがに多過ぎと言えます。

ちなみに理学療法士の有資格者は、2023年には累計約21万人となっています。

リガサポ

世代人口に占めるPTの割合は多すぎだね

理学療法士数の推移

近年では1万人前後の理学療法士が誕生していますが、過去と比べてどうだったのでしょうか?

下図は第一回の理学療法士国家試験(1966年)からの合格者数の推移をまとめたものです。

参考:日本理学療法士協会
国家試験合格者の推移詳細(タップで開きます)
受験者数合格者数合格率累計者数
1966年1,21718315%183
1967年1,43231021.6%493
1968年1,21122818.8%721
1969年1,16716714.3%888
1970年1,26022417.8%1,112
1971年1,4001369.7%1,248
1972年1,00012812.8%1,376
1973年1,03413813.3%1,514
1974年1,01421220.9%1,726
1975年15812579.1%1,851
1976年1689858.3%1,949
1977年26418469.7%2,133
1978年25316866.42,301
1979年28821675%2,517
1980年32925677.8%2,773
1981年35126776.1%3,040
1982年47041989.1%3,459
1983年54444982.5%3,908
1984年65861893.9%4,526
1985年77172994.6%5,255
1986年91485994%6,114
1987年97492595%7,039
1988年1,00494894.4%7,987
1989年1,06498092,1%8,967
1990年1,1031,05795,8%10,024
1991年1,04997793.1%11,001
1992年1,0871,02994.7%12,030
1993年1,1091,06996.4%13,099
1994年1,1961,08690.8%14,185
1995年1,4541,42297.8%15,607
1996年1,7681,68895.5%17,295
1997年1,8891,79795.1%19,092
1998年2,2862,21596.9%21,307
1999年2,7442,56693,5%23,873
2000年3,1963,04895,4%26,921
2001年3,2403,14096,9%30,061
2002年3,5033,35495,7%33,415
2003年3,6863,62998,5%37,044
2004年4,2894,19997,9%41,243
2005年5,1014,84394,9%46,086
2006年6,1556,00297,5%52,088
2007年7,0366,55993,2%58,647
2008年7,9976,92486,6%65,571
2009年9,1198,29190,9%73,862
2010年9,8359,11292,6%82,974
2011年10,4167,73674,3%90,710
2012年11,9569,85082,4%100,560
2013年11,39110,10488,7%110,664
2014年11,1299,31583,7%119,979
2015年12,0359,95282,7%129,931
2016年12,5159,27274,1%139,203
2017年13,71912,38890,0%151,591
2018年12,1489,88581,0%161,476
2019年12,60510,80986,0%172,285
2020年12,28310,60886,0%182,893
2021年11,9469,43479,0%192,327
2022年12,68510,09679,6%202,423
2023年12,94811,31287,4%213,735
参考:日本理学療法士協会

第一回目の合格者は183名とかなり少ないですが、20年前からは合格者数が1万人を超えるようになっています。

特にここ20年ほどの増加率が急激なのが特徴的です。

理学療法士

この20年程で5倍以上もPTが増えてるって…

以上のように客観的なデータでみても理学療法士は急激なペースで増加しています。

早くて2026年には飽和状態に…

前述のように理学療法士は、ここ20年ほどは1万人前後のペースで急激に増えており、累計人口は21万人を突破しました。

そのため急激な人口増加によって、ゆくゆっくは理学療法士(および作業療法士)は飽和状態になると厚労省も危惧しています。

下図は、厚労省が発表した理学・作業療法士の重要と供給の推移を示したものです。

理学療法士・作業療法士の需給推計について(厚生労働省発表)
出典:理学療法士・作業療法士の需給推計について

この図が意味するのは早くて2026年には理学療法士(および作業療法士)によるリハビリの供給が過多になるということ。

そしてゆくゆくはリハビリが必要な患者さんの数に対して、理学療法士(および作業療法士)が余ってしまうという恐ろしい事態も…。

早くて2026〜27年にリハビリの需給バランスが逆転する

理学・作業療法士の供給数は2040年には需要の1.5倍になると予想

厚労省:理学療法士・作業療法士の需給分科会
理学療法士

高齢化社会だし、まだまだ安心だと思ってた…

リガサポ

急激に増えすぎて予想より早く飽和状態を迎えるみたい

次からは理学療法士が増えすぎて飽和状態になることで起こるデメリットを紹介していきます。

理学療法士が増えすぎることで起こるリスク

毎年1万人前後で増え、早くて2026年以降からは飽和状態になると予想されています。

では理学療法士が増えすぎることで起こり得るリスクを紹介していきます。

それぞれ解説していきます。

就職先がかなり限定される

理学療法士が増え飽和状態になれば、就職先が減るのは当然のこと。

実際には定年や退職者のある職場もあるので、人員補充のために求人は出るでしょうが、その数かかなり限定されることが考えられます。

そのため晴れて養成校を卒業し理学療法士の国家資格を取得しても、働く職場がなく別の道へという人が出る可能性も…。

リガサポ

頑張って資格を取っても働く場所がないのは悲しすぎるよね

容易に転職できない

就職先が限定されるのは何も新卒者に限ったことではありません。

現職者も自分の進みたい分野が決まり転職をしようにも、希望する職場がないという状況になることも考えられます。

さらに求人が少なくなれば買い手市場になるので、転職での給料アップも見込めなくなります。

リガサポ

転職を考えてるなら早めが良さそうだね

給料の引き下げ

どの業界でも当てはまりますが、その仕事に就く人が増えれば必然的に給料は下がりやすくなります。

実際に理学療法士がまだ少ない時代は給料が1,000万円近いとも言われていましたが、今は400万円まで大きく下がっています。

今後迎える飽和状態になれば、更に給料が安くなる可能性は十分にあります。

リガサポ

給料が安くても働ける方がマシって感じになるのかな

リストラの可能性

理学療法士は犯罪など余程のことがない限りは、リストラされるという職業ではないです。

ただ飽和状態になれば、一般的な会社であるような経営状態によってはリストラが行われる可能性はあります。

国家資格だから安泰という時代はもう過去のもの…。

リガサポ

理学療法士も競争の時代になりそうだね

理学療法士が増えすぎた理由

なぜ理学療法士は飽和状態になるまで増えすぎたのか?

その最大の原因は主には2つあります。

それぞれ解説していきます。

養成校の増加

養成校の増加は、理学療法士が増えすぎた最大の原因です。

下図は日本で始めて理学療法士の養成校が出来た1963年から10年ごとの施設数の推移を示したものです。

参考:日本理学療法士協会
養成校の推移と内訳の詳細(タップで開きます)
定員数専門専門職短大四年制合計
1963年2010001
1964年4030003
1965年4030003
1966年7550005
1967年7550005
1968年9560006
1969年11570007
1970年13580008
1971年13580008
1972年13580008
1973年1851000010
1974年2051100011
1975年2051100011
1976年2051100011
1977年2451300013
1978年2751400014
1979年3951801019
1980年4552002022
1981年5802403027
1982年7602905034
1983年8803107038
1984年9603309042
1985年98033010043
1986年1,01033012045
1987年1,01032012044
1988年1,01032012044
1989年1,03531013044
1990年1,11534014048
1991年1,12534015049
1992年1,58538015154
1993年1,81543014259
1994年2,00046015364
1995年2,64057015880
1996年2,97066014989
1997年3,290720151097
1998年3,5207901312104
1999年3,6257901216107
2000年4,2309001218118
2001年4,90310101020131
2002年6,1561140925148
2003年7,1821260631163
2004年8,0271320436172
2005年8,9871390242183
2006年10,2671390255196
2007年11,6461490267218
2008年12,5241580370231
2009年13,2791650576246
2010年13,3391620582249
2011年13,2741560586247
2012年13,2651560690251
2013年13,4601490693248
2014年13,3901480695249
2015年13,4351480695249
2016年13,86015006102258
2017年14,00615206105263
2018年14,05114906106261
2019年14,38714816111266
2020年14,51414849115276
2021年14,57414558121279
参考:日本理学療法士協会

特に今の20〜30代の理学療法士が学生であった2,000年代以降に急激に養成校の数が増えているのが分かります。

養成校の数が増えれば、それだけ理学療法士になれる人も当然ですが増えるていきます。

今後も新規で開学していく施設はあるので、今後ますます理学療法士は増えていくと予想できます。

理学療法士

新しい学校ができるたびに、どんどん働き口が限れていくね

リガサポ

さすがに増えすぎてる感は否めないよね

国家試験の高い合格率

理学療法士の国家試験は、初期の頃を除けば長らく70%以上の合格率を維持しています。

参考:日本理学療法士協会
国家試験合格率の推移詳細(タップで開きます)
受験者数合格者数合格率累計者数
1966年1,21718315%183
1967年1,43231021.6%493
1968年1,21122818.8%721
1969年1,16716714.3%888
1970年1,26022417.8%1,112
1971年1,4001369.7%1,248
1972年1,00012812.8%1,376
1973年1,03413813.3%1,514
1974年1,01421220.9%1,726
1975年15812579.1%1,851
1976年1689858.3%1,949
1977年26418469.7%2,133
1978年25316866.42,301
1979年28821675%2,517
1980年32925677.8%2,773
1981年35126776.1%3,040
1982年47041989.1%3,459
1983年54444982.5%3,908
1984年65861893.9%4,526
1985年77172994.6%5,255
1986年91485994%6,114
1987年97492595%7,039
1988年1,00494894.4%7,987
1989年1,06498092,1%8,967
1990年1,1031,05795,8%10,024
1991年1,04997793.1%11,001
1992年1,0871,02994.7%12,030
1993年1,1091,06996.4%13,099
1994年1,1961,08690.8%14,185
1995年1,4541,42297.8%15,607
1996年1,7681,68895.5%17,295
1997年1,8891,79795.1%19,092
1998年2,2862,21596.9%21,307
1999年2,7442,56693,5%23,873
2000年3,1963,04895,4%26,921
2001年3,2403,14096,9%30,061
2002年3,5033,35495,7%33,415
2003年3,6863,62998,5%37,044
2004年4,2894,19997,9%41,243
2005年5,1014,84394,9%46,086
2006年6,1556,00297,5%52,088
2007年7,0366,55993,2%58,647
2008年7,9976,92486,6%65,571
2009年9,1198,29190,9%73,862
2010年9,8359,11292,6%82,974
2011年10,4167,73674,3%90,710
2012年11,9569,85082,4%100,560
2013年11,39110,10488,7%110,664
2014年11,1299,31583,7%119,979
2015年12,0359,95282,7%129,931
2016年12,5159,27274,1%139,203
2017年13,71912,38890,0%151,591
2018年12,1489,88581,0%161,476
2019年12,60510,80986,0%172,285
2020年12,28310,60886,0%182,893
2021年11,9469,43479,0%192,327
2022年12,68510,09679,6%202,423
2023年12,94811,31287,4%213,735
参考:日本理学療法士協会

年度によって多少の変度はあるものの70%以上の合格率を誇っており、簡単ではないですが決して難関試験とも言えないレベル感です。

過去には合格率が100%に迫るような回もあり、理学療法士が増えすぎた一因であることは否定できません。

理学療法士

試験の難易度を上げるのも必要なのかもね…

リガサポ

ただ超難関試験だったら僕も合格できてなかったかも…

理学療法士が増えすぎた中で生き残る方法

急激に増えていく理学療法士の中で、ただ普通に働いていては生き残っていくのは難しいです。

今後の厳しい競争時代を生き残っていくには、特に以下の4点に注力する必要があります。

それぞれ解説していきます。

理学療法士のスキル向上

理学療法士が飽和した状態の中では、ただ単位を取得するだけのPTではいけません。

周りと差をつけ患者さんから選ばれる、もしくは自費分野でも戦えるスキルを持ち合わせることが必須になってきます。

普通のPTだと給料が上がらなかったり、リストラという可能性もなくはありません…。

リガサポ

PTも確実に競争する時代に突入するよ

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プラスαの能力を身につける

理学療法士としての確かなスキルを持っておくことは大前提で、これからは更にプラスαの能力が求められる時代になります。

  • リハ科をまとめる能力
  • 後輩への指導能力
  • 経営も考えられるマーケティング能力
  • SNS発信ができるウェブマーケ能力

リハビリに関わる能力以外にも、管理職としての能力やマーケティング能力など病院・施設経営をする上で重宝される能力を身につけておくことで、選ばれる人材になります。

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経営者に残って欲しいと思わせる人材になる必要があるよ

好条件の職場へ転職

理学療法士が飽和すれば、新たな職員を募集する病院・施設は少なくなっていきます。

そのため別分野にチャレンジしたかったり、転職で給料アップを狙おうにも、そもそも募集がない状態に……。

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PTOT人材バンク以外の転職サイトは以下の記事で紹介していますので、併せて参考にしてください。

副業で収入の柱を増やす

上がらない給料に物価の高騰、そして増税に次ぐ増税の現代では、副業は必須です。

これからは本業+副業で資産を形成していかないと、確実に生き残れません。

リガサポ

PTといえど、もう副業しないと厳しい世の中だよ

とはいえ副業って何をすれば良いの?と悩む人も多いですよね。

まずはそこまでお金も掛からず、途中で止めてもリスクが低い下記のような副業からはじめてみるのが良いんじゃないでしょうか。

  1. せどり
  2. パーソナルトレーナー
  3. ブログ
  4. WEBライター
  5. セミナー講師

理学療法士におすすめの副業は下記の記事で紹介しています。

リガサポ

どんな副業でも良いのでまずは行動してみよう

また上記対策と合わせて、少しでも早い段階で理学療法士として明確なキャリアプランを決めておくのもおすすめです。

具体的なキャリアプランの形成方法は、こちらで解説しています。

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進むべき道が決まるとその後の行動もしやすいよ

まとめ:理学療法士は増えすぎて飽和状態になりつつある

この記事では理学療法士は本当に増え過ぎているのかについて迫りました。

理学療法士は養成校の増加・高い国家試験合格率の影響で、毎年およそ1万人前後で増えており、早くて2026年以降からは飽和傾向に近づくと言われています。

理学療法士が飽和することで、給料の低下や求人の減少など多くのデメリットがあり、今後は厳しい競争の時代になると予想されます。

そんな厳しい時代を生き抜くには主に下記4点に注力する必要があります。

ただ理学療法士の数が増えるということは、それだけ業界の成長に繋がる可能性があり、デメリットばかりではない点も忘れてはいけません。

リガサポ

厳しい時代になるけど頑張ろう!

今回は以上です。

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